2015年1月15日木曜日

スマートフォンの活用

今まで使っていた携帯電話をアップルのiphone5Sというスマートフォンに変更した。携帯電話の方が電池の持ちもいいし、使い勝手も良いのだが、あるアプリを使ってみたかったというのが最も大きな理由だ。

そのアプリとは「DIY GPS」というスマートフォンをGPSとして使うことができるソフトである。ボタン一つで簡単にインストールすることができるが、そのままでは使うことができない。自分で地図を作って本体に入れるという作業が必要になる。

一見難しそうな作業に思えるが、「カシミール3D」というフリーの地図ソフトから使いたい範囲を選択し、これをマップカッターで切り取って名前を付けて保存するだけ。非常に簡単だ。

作成した地図をスマートフォン本体に保存するには、「DROP BOX」というソフトを利用する。パソコンとスマートフォンの両方にこのソフトをインストールしておき、パソコン側の「DROP BOX」に作成した地図を入れると自動的にスマートフォン側の「DROP BOX」に入る。ケーブルもいらないし、通信料もかからず、おまけに無料で使用できる。非常に便利なものである。

実際に起動するとこんな感じ。解像度が非常に良い。GPSさえ捕捉できれば携帯圏外でも使用することができる。ちなみにこの「DIY GPS」は有料(400円)となっており、スマホの機種はiphoneに限定される。また、GarminのGPSよりも電池の減りが当然ながら速い。山の中ではサブ的に使った方がいいかもしれない。

もうひとつの私のスマホ活用術はメモ機能である。林道のゲート番号や狩猟に持っていく道具リストなど紙に書いたものだと結構忘れるので、これをメモに入れておく。これも今まで使っていた携帯電話から「DROP BOX」で転送することができた。スマホの世界には色々と便利なものがたくさんある。とりあえずついていくだけで精一杯の毎日である。

2015年1月12日月曜日

第3回共同猟

11日、第3回の共同猟が開催された。現地には午前7時30分頃に到着。先週から雪が降り続いており、この日も朝から雪模様。厳しい1日になりそうだ。

参加人数は約30名。今回は4つの部会から参加している。 朝の打ち合わせで勢子を7名とし、他のメンバーは2本の沢に沿って待ちに付く。

予想通りかなり雪が多い。スキーを履いていても膝下まで埋まる。スノーシューだとさらに厳しいが、急斜面になると逆にスキーの方が大変。それぞれに一長一短がある。

約2時間かかって待ち場に到着する。歩いている時はいいのだが、待ちに付いたとたんに体が冷えてきた。震えが止まらない。1時間経っても勢子はかなり上の方にいる様子。シカが降りてくる気配もない。待ち解除の連絡が入ったのは13時30分。

やっとのことでベースに到着。豚汁で体を温める。雪の多さに皆さん結構疲れている様子。

この日の捕獲は1頭のみ。シカにとっても、人間にとっても厳しい冬が続きそうだ。

2015年1月4日日曜日

新年初シカ猟

3日、昨年の忘年会で話が盛り上がった凄腕猟師Yさんを中心とする若手メンバー8名で今年初のシカ猟を行った。この日の気温は午前7時の時点で-10℃。いても立ってもいられない寒さなのだが、Yさんはご覧のような軽装。やっぱり鍛え方が違うようだ。

Yさんが作ってきた地図を見ながら、誰がどこに入るか打ち合わせする。基本的に単独で入るというのがYさんの方針だが、無線で常に連絡を取り合うことも忘れないようにとのこと。KMさんはAコース、KWさんはCコースを単独で入り、OさんとSWさんは⑲の沢、WさんとYさんは⑬の尾根、SKさんと私はBコースに入る。すべてYさんが熟知している場所である。

Bコースの最初は急斜面の登りである。雪面は硬く、足を滑らせれば危うく下まで落ちそうである。ストックと立木を使いながら何とか尾根上に出ると、そこから先は雪も少なくて歩きやすくなる。GPSで常に自分達の位置を確認しつつ、尾根上に続く新しいシカの足跡を追っていく。

突然左側からピィーというシカの警戒音が聞こえた。3頭のシカが尾根の中腹を横切っていくところだった。すかさず射撃体制に入り、青木の中にいるシカを狙って発砲するが、惜しくも逃げられてしまう。

尾根を降りて沢の中にいるOさんとSWさんと合流する。他のメンバーと時折無線で交信を行う。Wさんがシカを仕留めたこと、KMさんが半矢にしたシカを追跡していることなどリアルタイムに情報が入ってくる。地図とGPSを頼りにめぼしいポイントを歩いてみるが、我がチームの猟果は無く終了。

16時頃に駐車ポイントに全員が集合。Wさんは今年入ったばかりの新人だが、Yさんとともに長距離を歩き通して見事にシカをゲットした。おめでとうございます。

今回の平均年齢は40代前半。どうみてもYさんと私が平均年齢を押し上げている感じ。今年から始めたメンバーは体力、度胸ともに素晴らしく、確実に実力が付いてきているように思う。これから猟友会の中心となっていくであろう頼もしい仲間達である。

2015年1月2日金曜日

新年初猟でヒヨドリGET

あけましておめでとうございます。新たな年がスタートしたが、家でじっとしているのはもったいないので、散弾銃と空気銃の2丁を持って近くの川へ行ってみる。予想通り川面にはカモが浮かんでいるが、この時期のカモは警戒心がとても強い。ここからがカモとの勝負である。

相手はどうやらマガモとキンクロハジロのようだ。狙いはもちろんマガモだが、キンクロハジロが手前をチョロチョロしてなかなか撃てない。雪の上で待つこと40分、死角からカモの頭が見えた瞬間に引金を引く。脂がたっぷりのったマガモのメスだった。

この後、次のポイントへ移動するが、ここはカモから丸見えの場所なのですぐに飛ばれてしまう。遠くのカモが近付いてくるのを待っていると、あちこちから「ビィーヨ、ビィーヨ」というヒヨドリの声が聞こえてきた。空気銃で狙ってみることにする。

ヒヨドリにはお気に入りの木があるらしい。近くで待つこと30分、やはりヒヨドリの群れはやってきた。距離は約15m位だろうか。獲物はスコープのど真ん中に入っている。バチンという音とともにエースハンターの弾丸は胴体を貫通し、ヒヨドリは木の下へと落ちた。

帰り道にまたヒヨドリの群れを見つけた。空気銃を準備する余裕がないので、カモ用の4号散弾ですかさず狙う。ドーンという音とともにヒヨドリが落下、弾は運よく羽の付け根付近に1発だけ当たっていた。獲物を入れたタマネギ袋をリュックにぶら下げて来た道を戻る。

ここの川や林の中には色々な鳥がおり、待っている間もあきることがない。とても豊かな猟場であることを改めて実感した。いつまでもこうして狩猟ができるよう我々自身の手でしっかりと守っていきたいものである。