2014年8月30日土曜日

ビバークツエルト




山で安心できるもう一つのアイテムがこの「ビバークツエルト」である。RIPENというブランド名で日本のアライテントというメーカーが作っている。袋に収納すると片手に収まるサイズである。

広げるとこんな感じになる。薄くて丈夫で軽いナイロン生地でできている。非常時にはこれをすっぽり頭からかぶるだけでいい。風と雨が遮断されるのでかなり暖かい。また、上部には2ヶ所の通気口があるので、ここに紐を通したり、木をポール代わりにしてテントのように張ることもできる。

画像だけでは良くわからないので、アライテントのHPを引用させてもらった。こんな風に色々な使い方ができる。


軽いので油断すると風であっという間に飛んでいく。また、収納袋も小さくて失くしやすい。これは両方をカラビナで接続することで解決できる。

積雪期の利尻山で悪天候に見舞われた時、このツエルトをかぶって一晩過ごし、何とか生還することができた。あの時から山では必ずザックの片隅に入れておくようにしている。

2014年8月24日日曜日

ビリーカンとEPIストーブ

押入れの中の山道具には思い入れのあるものが多い。いまだに現役で使っているのがビリーカンとEPIストーブである。今から25年前、初めてもらった給料で買ったものだ。

ビリーカンの中にはEPIストーブとガスカートリッジがちょうど収まっている。製造メーカーは別なのにピッタリのサイズなのだ。

ビリーカンのフタには取っ手が付いていて食器として使用できる。また、本体は木にぶら下げることができ、焚火が使える沢登りなどではとても重宝する。ぶつけたり、焦げ付いたりでボコボコになっているが、使用には全く問題がない。


EPIストーブのヘッドは折りたたみ式になっており、片手に収まるくらいのコンパクトさである。ちなみに25年間で一度も故障したことがない。シンプルな作りなのでハードな使い方にも十分耐えることができるということだろう。

ガスカートリッジに取り付けるとこんな感じ。火力はかなり強く、ビリーカン一杯の水なら5分以内に沸騰する。登山での休憩時にさっとお茶を沸かすのにとても便利。ちなみにガスはシーズンを通して必ず寒冷地用を使用している。

山では非常時のことを考えて、いつもビリーカンとEPIストーブを持ち歩いている。これからも登山に、釣りに、狩猟にと、大切なパートナーとして連れて歩きたいと思っている。

2014年8月23日土曜日

狩猟者登録

23日、狩猟者登録の申請のため猟友会支部の事務所に行く。そば屋の2階が事務所である。受付開始から最初の土曜日ともあって、混んでいるかと思ったが、他に1人しかいない。

狩猟者登録に必要なものは①狩猟者登録申請書②写真2枚(たて3.0㎝×よこ2.4㎝)③印鑑④猟銃・空気銃所持許可証、それとお金である。なお、狩猟者登録申請書を作成する場合、狩猟免状の番号を記載する必要がある。

事務所に入って最初に氏名と住所を書いたシールを作成。その後で入林申し込みの手続きを行う。申請書は自宅で書いてきたのでそのまま提出。ちなみにこの日かかった経費は下記の通り。
①狩猟税16,500円→道へ支払い
②道収入証紙1,800円→これも道へ支払い
③支部会費14,000円→内訳は全猟会費3,000円、道本部会費4,000円、支部会費7,000円。
④入林承認申請2,300円
⑤ハンター保険3,000円→昨年と同内容。
以上、合計で37,600円。狩猟をするためにはこうした経費が必ずかかるのである。


手続きは10分ほどで終了。登録証は9月11日以降に支部事務所に取りに行く形になる。なお、受け取りに際しては「猟銃・空気銃所持許可証」が必要である。さて、解禁まであと1カ月と少しとなった。これから指折り数える日が続きそうだ。

2014年8月9日土曜日

ライフル射撃練習

猟期まであと2カ月、いつもは猟期の1か月前あたりにスコープ合わせをするのだが、今年は少し早目にやっておくことにした。この日の浦臼ライフル射撃場は私を含めて3人のみ。ゆっくりと練習ができそうだ。


標的は100mと50mのほかに、10mの空気銃用の的もセットしてもらった。サイコロの5の目が2つ並んでいるのが空気銃用である。長い棒の先に標的が取り付けられている。

いつもこのブログを見て下さっている空知のガンオタさんと会場で出会った。サベージ20番カモフラバージョンのデビューとのこと。なかなかかっこいい。早く猟場に出るのが楽しみですね。

さて、私の射撃結果であるが、まず100mの真ん中で合わせてみる。右寄りにズレているのでやや左上になるようスコープを補正する。これで10点に当たるようになった。

続いて50mの真ん中を狙って撃ってみる。当然着弾点は上になるので、白と赤の下側の境目に中心を合わせて撃つと10点に入ることがわかった。以上でサベージのスコープ合わせは終了。

さて、次は50m射撃で苦労の連続だったエースハンターの出番である。空気銃の標的は直径3cmとかなり小さい。それでも10mなら当たるだろうと思っていた矢先、スコープを地面にぶつけてしまう。8の的を狙って撃ったはずなのに着弾はバラバラ。良く見るとスコープの金具が緩んでいた。ドライバーで締め直して再開する。

真ん中を狙っているのに、どうしても着弾が右寄りになる。スコープのダイヤルで調整しても右寄りのクセが直らない。スコープの取付がずれている感じがするのでさらにドライバーで締め直す。

さらにスコープを調整するが、今度は下と右上にばらける。それでも何とか黒丸には入り始めた。

さらにスコープを調整し続ける。8点と7点に入っているのもあるが、ほとんどが上と右にばらけている。気温が暑くて体力の消耗が激しい。70発撃ったところで腕に力が入らなくなりこの日は終了。

今回のスコープ合わせを振り返って、ハーフライフルについては問題ないと思う。心配なのはエースハンターの方であり、このまま実猟で使えるのかどうか不安が残る。ということでまた来月に来ることにしたい。

2014年8月5日火曜日

空気銃射撃練習会(8月)

最近仕事が忙しくて行けなかったが、4か月振りに空気銃射撃練習会に参加。エースハンターを持って宮の沢競技場へと向かう。すでに10名ほどが練習していた。

ブログ「銃の所持に向けて(仮)」の管理人であり、練習会の常連であるしょうずさんが観的スコープで標的を見てくれた。いつもありがとうございます。

ポンピングは9回で統一。同じところを狙っても毎回当たる場所が違う。スコープを上下に調整しながら何度も修正を繰り返す。38発撃った結果は下記のとおり。
10点×0=0点
9点×2=18点
8点×1=8点
7点×2=14点
6点×6=36点
5点×3=15点
4点×4=16点
3点×2=6点
2点×5=10点
1点×2=2点
(0点+枠外)×11=0点
合計=125点


満点が10点×38発=380点なので、125点ということは100点満点に換算すると33点という成績である。そもそも高得点は期待していないとはいえ、せめて半分は黒丸部分に当てたいところである。

今回、小宮さんからポンピングの方法に関してアドバイスを受けた。レバーが銃身に付くまでポンピングせず、アンダーレバーと銃身の間に指を入れた状態でポンピングした方が疲れないとのこと。レバーに指を挟むのが恐かったが、意外にも問題なくポンピングすることができ、威力的にも問題なかった。指を挟んでも痛くはないけど、やはり手袋はあった方がいいかもしれない。

2014年7月13日日曜日

シカレバーのペースト

冷凍庫に入っていたシカのレバーを使ってペーストを作ってみることにした。レバーは一口大に切って水にさらして臭みを抜く。なかなか生臭さがとれないが、半日位かけてどうにか食べられそうな感じになった。


バター80gをフライパンで溶かし、タマネギ100gとニンニク2片をスライスしてじっくり炒める。バターの量がかなり多いので、炒めるというよりは揚げている感じである。

これに赤ワイン300CCと水100CC入れ、アクを取りながら煮込み、塩と黒コショウで味付けする。量が3分の1位になったらレバーを入れて5分間煮込んで火を止める。レバーに火を通しすぎないことがコツのようだ。 

冷めたらフードプロセッサーでペースト状にする。これで完成。ドロドロで何ともすごい状態である。

容器に入れて冷蔵庫で一晩冷やすと少し固まった状態になるが、まだ少し緩い感じがする。水分が多すぎたかもしれない。

焼いたフランスパンに塗って食べてみる。臭みは無くなっているが、風味が無いというか塩味が足りない。塩をかけて食べてみても、うーん、それほど美味しいものではない。何かコツがあるような気がするのだが、もし上手な作り方を知っている方がおりましたら、是非ご教示下さい。

2014年7月4日金曜日

ハンターの会送別会


ハンターの会のメンバーであるMさんが人事異動で東京に戻ることになった。エリート官僚であるMさんは霞が関から北海道に出向して3年間、仕事の傍ら我々と同じハンターの仲間として北海道の山を駆け巡った。彼曰く「公務員が仕事を通じて社会に貢献するのは当然だが、勤務時間外にも地域に貢献することができれば日本はさらに良くなっていくはずだ」とのこと。そんなMさんの送別の宴が催されたのはいうまでもない。

いつものことながら送別会は大盛り上がり。二次会は替え歌大会となったのだが、Iさんが作成したその一節を紹介したい。

シカを探して 歩こう
オケラで帰らないように
思い出す冬の日、手ぶらで帰る夜

カモを探して歩こう
野菜庫の ネギを数えて
思い出す秋の日 手ぶらで帰る夜

シカたちは 山の上に カモたちは 沼の上に

シカを探して歩こう
オケラで帰らないように
弾抜いて歩く 手ぶらで帰る夜
思い出す秋の日 手ぶらで帰る夜

シカたちは 森の影に カモたちは 沼の影に

カモを探して歩こう
オケラで帰らないように
弾抜いて歩く 手ぶらで帰る夜

以上、「上を向いて歩こう」のメロディで歌ってみるとぴったりとハマる。この他にも多数あるが、ご紹介はまたの機会に…。


Mさん、東京に行ってもお元気で。いつかまたどこかで会えることを楽しみにしている。