2012年6月9日土曜日
久保俊治氏の「羆撃ち」を読む
「この本、面白いので読んでみて下さい」ということで友人から借りたのが、久保俊治氏の「羆撃ち」である。久保氏といえばHBCで放送された「大草原の少女みゆきちゃん」の父親で有名。この本もヒグマを追う臨場感あふれる描写が素晴らしいというのが第一印象。愛犬フチとの出会いと別れ、ヒグマ猟の様子、アメリカでの狩猟など、実際の体験に裏打ちされたストレートな表現には凄みを感じさせる。また、読んで改めて思ったのは自然の力の偉大さ。人間がいかに小さな存在であるか、何よりも自然を侮ってはならないということだ。ハンターは必読、それ以外の人でも気軽に読める。おすすめの一冊である。
2012年3月18日日曜日
最後のエゾシカ駆除
3月18日、猟友会のエゾシカ駆除に参加した。この日集まったメンバーは35名。朝礼を終えて現場へと向かう。
今回も「待ち」としてスキーを履いて山の上へと向かう。先々週に「勢子」が入った尾根が今回の「待ち場」になる。30分ほどで待ち場に着き、30m間隔で配置に付く。
9時30分に「勢子」がスタート。遠くからシカを追いたてる声が聞こえてくる。それにしても待ち時間というのは本当に寒いものである。
なぜか勢子の反対側からシカの群れが来た。すぐに射撃体制に入り、100m程の距離で2頭を倒す。いつも外れてばかりのフェデラル・サボットスラグがどういうわけかこの日は当たった。
獲った後はお決まりの「シカ引っ張り」である。さらに上の方にいた「待ち」も6頭ほど倒しており、とても運びきれない状態。下から応援部隊に上がってきてもらうが、いつもながら木に引っ掛かったり、穴に落ちたりと悪戦苦闘の連続である。
今回の捕獲頭数は18頭。シカも我々の動きを学習しており、回数を重ねる度に捕獲頭数も減ってきている。ちなみに私のエゾシカ駆除への出動は今回で最後になる。突然の話だが、4月に札幌に転勤することが決まったからだ。猟友会組織は住所地で所属する会が決まるので、今回の異動を機に旭川猟友会を去る形となる。せっかく仲間ができたのにとても残念。この6カ月間、旭川猟友会の皆さんには本当にお世話になった。またいつか一緒に猟に行ける日を楽しみにしている。
今回も「待ち」としてスキーを履いて山の上へと向かう。先々週に「勢子」が入った尾根が今回の「待ち場」になる。30分ほどで待ち場に着き、30m間隔で配置に付く。
9時30分に「勢子」がスタート。遠くからシカを追いたてる声が聞こえてくる。それにしても待ち時間というのは本当に寒いものである。
なぜか勢子の反対側からシカの群れが来た。すぐに射撃体制に入り、100m程の距離で2頭を倒す。いつも外れてばかりのフェデラル・サボットスラグがどういうわけかこの日は当たった。
獲った後はお決まりの「シカ引っ張り」である。さらに上の方にいた「待ち」も6頭ほど倒しており、とても運びきれない状態。下から応援部隊に上がってきてもらうが、いつもながら木に引っ掛かったり、穴に落ちたりと悪戦苦闘の連続である。
今回の捕獲頭数は18頭。シカも我々の動きを学習しており、回数を重ねる度に捕獲頭数も減ってきている。ちなみに私のエゾシカ駆除への出動は今回で最後になる。突然の話だが、4月に札幌に転勤することが決まったからだ。猟友会組織は住所地で所属する会が決まるので、今回の異動を機に旭川猟友会を去る形となる。せっかく仲間ができたのにとても残念。この6カ月間、旭川猟友会の皆さんには本当にお世話になった。またいつか一緒に猟に行ける日を楽しみにしている。
2012年3月4日日曜日
エゾシカ駆除作戦
私の所属する旭川猟友会主催の「エゾシカ特別駆除」に初めて参加した。毎年この時期に旭川市・神居古潭の鳥獣保護区を一時的に解除して駆除活動を行っているものである。朝礼後、各自現場へと移動する。
今回の作戦は「巻き狩り」といって、追い出し係の「勢子」が射撃手である「待ち」のところにシカを追い立てて一斉射撃で捕獲するもの。無線で連絡を取り合いながらお互いの動きを確認し合う。ちょっとしたミスが大事故につながることもある。とにかく連携が重要なのである。
私は今回「待ち」に付くことになった。スキーで待機場所へと移動するが、急斜面をスキーで登るのは結構つらい。汗をかきながら登り続ける。
移動の途中でエゾシカにかじられた木を見つけた。こうしてシカに皮を剥がされた木はやがて枯れてしまう。残念なことだが、こうなってはなすすべがない。
1時間ほど登ったところで「待ち」に入る。尾根の向こうには「勢子」がいるのでうかつには撃つことはできない。シカが沢に降りたところで撃つように指示される。シカが来るのをじっと待つが、体が冷えて寒さが身にしみてくる。
リーダーから撃ったシカは全頭降ろすように指示が入る。撃ったシカを放置することは法令で禁止されているのである。シカの首にロープをかけて引っ張っていくが、沢の中には立木や穴がたくさんあって作業は困難を極める。やっとのことでシカとともに集合場所へと到着するが、撃つよりも運ぶ方がはるかに大変である。
この日の捕獲頭数は25頭。先々週と先週であわせて100頭ほど獲っているとのことだが、実際にこの地域に生息している頭数はこんなものでは済まないはずだ。駆除活動は3月いっぱいまで続けられるが、人の力でシカの数を減らすということは本当に容易ではない。自然と人間の共生がいかに難しいものであるか実感した1日だった。
今回の作戦は「巻き狩り」といって、追い出し係の「勢子」が射撃手である「待ち」のところにシカを追い立てて一斉射撃で捕獲するもの。無線で連絡を取り合いながらお互いの動きを確認し合う。ちょっとしたミスが大事故につながることもある。とにかく連携が重要なのである。
私は今回「待ち」に付くことになった。スキーで待機場所へと移動するが、急斜面をスキーで登るのは結構つらい。汗をかきながら登り続ける。
移動の途中でエゾシカにかじられた木を見つけた。こうしてシカに皮を剥がされた木はやがて枯れてしまう。残念なことだが、こうなってはなすすべがない。
1時間ほど登ったところで「待ち」に入る。尾根の向こうには「勢子」がいるのでうかつには撃つことはできない。シカが沢に降りたところで撃つように指示される。シカが来るのをじっと待つが、体が冷えて寒さが身にしみてくる。
「シカの群れが上にいったぞ!」と無線が入る。緊張しながら待つこと数分、シカの大群が目の前に現れた。あまりにも数が多くてどれを狙って撃っていいのかわからない。とにかく群れを目掛けて2発、3発と連続で撃つ。3頭ほど当たったのを確認して回収へと向かった。
リーダーから撃ったシカは全頭降ろすように指示が入る。撃ったシカを放置することは法令で禁止されているのである。シカの首にロープをかけて引っ張っていくが、沢の中には立木や穴がたくさんあって作業は困難を極める。やっとのことでシカとともに集合場所へと到着するが、撃つよりも運ぶ方がはるかに大変である。
この日の捕獲頭数は25頭。先々週と先週であわせて100頭ほど獲っているとのことだが、実際にこの地域に生息している頭数はこんなものでは済まないはずだ。駆除活動は3月いっぱいまで続けられるが、人の力でシカの数を減らすということは本当に容易ではない。自然と人間の共生がいかに難しいものであるか実感した1日だった。
2012年2月26日日曜日
モービル無線機の取り付け
山中で使用するためのハンディ無線機は持っているが、車に搭載する「モービル無線機」は持っていなかった。流し猟で仲間と連絡を取り合う際にはやはりモービルは必需品。つい先日、行きつけの無線機屋さんから「中古のいいのが入った」との連絡があり安く購入することができた。
機種はアイコムの「IC-2720」というもの。最大出力20Wで2バンド使用できる。アンテナは車庫入れの際に取り外しが簡単なマグネット式を購入した。結構強力なもので簡単には外れない。
アンテナからのケーブルを車内へ引きこむ。フロアーを這わせる形にしてカーペットの下を通す。
この機種はセパレート型なので本体とコントローラーを別々に設置することができる。本体は運転席と助手席の間のスペースに置くことにする。受信の音声は本体から聞こえる形なのでなるべく上の方に設置したいところである。
説明書によると電源はバッテリーから直接取る形を推奨しているが、自力では難しいのでシガーライターのソケットから取ることにした。アンペア数としてはギリギリ何とかなりそうだ。2連ソケットのもう一つの方はレーダーである。
コントローラーは見やすい場所に設置。さっそく電源を入れてみるが、受信、送信ともに正常に動作し、表示部も大きくて見やすい。当面はハンディ機とあわせてこの体制でOK。来週から猟友会をあげてのエゾシカ大規模駆除作戦が始まる。無線の威力が試されるところである。
2012年2月4日土曜日
エゾシカセミナー
3日、南富良野町で開催されたエゾシカセミナーに参加した。はじめに町の担当者がご当地グルメにもなっている「なんぷエゾカツカレー」が商品化するまでの経過について説明。やはり地元の関係者一体となった取り組みが必要であることがわかった。
エゾシカを使った料理の試食もあった。この日は出席者が予想以上に多く、あっという間に料理が無くなってしまい、残念ながら食べ損ねてしまった。
エゾシカ肉解体の実演。部位はもも肉。骨を外しながら「しんたま」などに切り分けていく。ナイフを入れる部分にはコツがあって、そこをなぞると簡単に外れる。
切り分けるとこんな感じ。これからさらに血や脂肪の塊を取り除いていくと1頭あたりから取れる肉の量は15kg程度。ちなみに骨はラーメンのスープになるとのこと。
場所を移動して町内にあるエゾシカ肉処理施設を見学する。見ての通り吊り下げて解体するためのウインチが設置されている。ここの代表曰く「エゾシカで儲けようとしても無理。あくまでも地元資源の有効活用という考え方でやっている」とのこと。
南富良野町では年間1000頭のエゾシカが捕獲されている。ただ獲るだけではなくそれをどう活用していくか、今回のセミナーは今後のエゾシカ対策のあり方について考える良い機会になったと思う。
続いてエゾシカの人獣共通感染症のリスクについての講演。また、シカの衛生的な解体方法についてDVDによる説明があった。解体の方法は人によって様々だが、施設で吊り下げて解体する方が剥皮も早く衛生的とのこと。
エゾシカを使った料理の試食もあった。この日は出席者が予想以上に多く、あっという間に料理が無くなってしまい、残念ながら食べ損ねてしまった。
エゾシカ肉解体の実演。部位はもも肉。骨を外しながら「しんたま」などに切り分けていく。ナイフを入れる部分にはコツがあって、そこをなぞると簡単に外れる。
切り分けるとこんな感じ。これからさらに血や脂肪の塊を取り除いていくと1頭あたりから取れる肉の量は15kg程度。ちなみに骨はラーメンのスープになるとのこと。
場所を移動して町内にあるエゾシカ肉処理施設を見学する。見ての通り吊り下げて解体するためのウインチが設置されている。ここの代表曰く「エゾシカで儲けようとしても無理。あくまでも地元資源の有効活用という考え方でやっている」とのこと。
南富良野町では年間1000頭のエゾシカが捕獲されている。ただ獲るだけではなくそれをどう活用していくか、今回のセミナーは今後のエゾシカ対策のあり方について考える良い機会になったと思う。
2012年1月26日木曜日
エゾシカ肉でシチューを作る
日曜日に獲れたシカの肉が冷蔵庫にたっぷりと入っている。しかし今回は3歳のオスということもあり肉の臭みがどうも気になる。アク抜きをしっかりできる煮込み系の料理ということでシチューを作ってみることにした。使用部位はモモ肉である。
肉を小さく切り、シカ肉をお湯で茹でる。かなりのアクが出るので湯を入れ替えながら3回実施。これで臭いもほぼ無くなったのでザルにあげておく。
玉ねぎをかるく炒めておく。ジャガイモは煮崩れるので最後に入れる。
炒めた玉ねぎ、アク抜きしたシカ肉、ニンジンを入れて圧力鍋で10分加圧して火を止め、圧力が抜けるのを待つ。
鍋を開けてジャガイモを入れ、さらに缶入りホワイトソースを入れて煮込む。ここからは缶に記載のある通りに作る。かわりにデミグラスソースを使ってもよい。
仕上げに牛乳を入れ、塩で味をととのえて完成。とても簡単にできる。
アク抜きのおかげで肉の臭みはほとんどなく、肉もとても柔らかくて美味しく仕上がった。シカ肉は臭みがあるといわれるが、臭いや香りというものはすべての食材に言えることであって、下ごしらえや料理方法でそれをどう料理するかが腕の見せ所でもある。
シカの内ロース(フィレ)の焼肉を添えてみた。ちなみに内ロースは1頭のシカから1kgもとれない部位。これを食べることができるのが猟師の特権でもある。ジンギスカンのタレに30分ほど漬けこんで焼いただけだが、柔らかくてこれが絶品。これからも美味しいシカ肉の料理方法を研究していきたいと思う。
肉を小さく切り、シカ肉をお湯で茹でる。かなりのアクが出るので湯を入れ替えながら3回実施。これで臭いもほぼ無くなったのでザルにあげておく。
玉ねぎをかるく炒めておく。ジャガイモは煮崩れるので最後に入れる。
炒めた玉ねぎ、アク抜きしたシカ肉、ニンジンを入れて圧力鍋で10分加圧して火を止め、圧力が抜けるのを待つ。
鍋を開けてジャガイモを入れ、さらに缶入りホワイトソースを入れて煮込む。ここからは缶に記載のある通りに作る。かわりにデミグラスソースを使ってもよい。
仕上げに牛乳を入れ、塩で味をととのえて完成。とても簡単にできる。
アク抜きのおかげで肉の臭みはほとんどなく、肉もとても柔らかくて美味しく仕上がった。シカ肉は臭みがあるといわれるが、臭いや香りというものはすべての食材に言えることであって、下ごしらえや料理方法でそれをどう料理するかが腕の見せ所でもある。
シカの内ロース(フィレ)の焼肉を添えてみた。ちなみに内ロースは1頭のシカから1kgもとれない部位。これを食べることができるのが猟師の特権でもある。ジンギスカンのタレに30分ほど漬けこんで焼いただけだが、柔らかくてこれが絶品。これからも美味しいシカ肉の料理方法を研究していきたいと思う。
2012年1月23日月曜日
ライフルの威力
今回は隣の部会のHさんとKさんとともに出猟、エゾシカを求めて滝上町の山へと向かう。滝上町はハンターが入猟し易いよう冬期間の林道除雪を行っているのである。ふと林道手前の山の斜面でHさんがシカを発見。私には全くわからない。
すかさずHさんがライフル銃を構えて発砲する。遠目にシカが倒れるのを確認、回収に近付くと立派な角を持ったオスだった。その距離280m、弾は急所を撃ち抜いていた。まさにスナイパーの世界である。
その場で解体して車へと戻る。今回はソリがあるので運搬も非常にラクである。リュックに入れて運ぶのとは大違いだ。
その場で解体して車へと戻る。今回はソリがあるので運搬も非常にラクである。リュックに入れて運ぶのとは大違いだ。
この後は林道内で流し猟を行うが、私にも2度ほど撃つチャンスがあった。1回目は100m近い距離で外し、2回目は50m位の距離だったが林間で狙いが定まらずこれも外してこの日は終了。まだまだ修行が足りないことを実感した。
今回獲ったオスの角を回収してきた。長さは60cm。いつか自分の手で獲ってみたいものである。
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