狩猟にとってナイフは必需品。木を切ったり、獲物を捌いたりと色々なことに使える。今回は自分の相棒として山へ持っていくナイフ達を紹介したい。
十徳のアーミーナイフ。職場のレクレーションにて景品としてもらったもの。ナイフやドライバーなど色々と付いているが、どれもが中途半端な作り。しかし、コルク抜きやハサミなど意外な時に重宝することがある。最近は釣り用ベストの中に入れっ放しである。
ビクトリノックスのアーミーナイフである「ソルジャー」。スイスに行った時に買ってきたもの。作りが頑丈なので十分実用に耐える。現在は主にキャンプで使用しており、狩猟で使ったことはない。
無名のフォールディングナイフ。スペインのトレドに行った際に買ってきたもの。刃渡りが小さいのでシカの解体には適さないが、部位を切り分けたり、骨を外したりといった作業には十分使える。ベストのポケットに常備している。
シカ解体用のナイフ。猟友会の部会長にいただいたもの。解体にはコンバットナイフのようなデカいものが必要と思われるかもしれないが、刃渡りはこのナイフのように10cmもあれば十分である。握りがスチール製なので手入れが楽だが、骨に当たるとすぐに刃こぼれするので何度も研いで使っている。
山岳部の先輩からいただいた剣鉈、土居良明作の「百錬小鬼手」である。刀のように刃が鋭く磨かれており、持っているだけで安心感がある。今年の猟からはこれをメインにしようかと思っている。
こうしてみるとナイフにも色々と個性があって見ているだけでも楽しい。とにかく切ることに特化されたナイフには全く無駄がない。そして何よりも機能的に優れた道具というのは本当に美しいものだと思う。