2013年9月30日月曜日

実包購入

明日からいよいよ狩猟解禁である。すでに猟友会の支部長名による無許可譲受も出ているので銃砲店に狩猟用の実包を買いに行くことにした。まずはカモ用の散弾実包である。4号にするか、3号にするかいつも迷うのだが、銃砲店の店主が言うにはどちらもそれほどかわらないとのことで今回はレミントンの3号にした。もっとも自分の場合、散弾粒の大きさよりも腕の方が重要な気がする。ちなみに1発144円也。

いつも愛用しているレミントンのサボットスラッグ実包20番。自分のサベージにはこれが一番合っている。前回の射撃練習で全部使い切ったので今回は20発を購入。ちなみに一発640円也。やっぱり高けぇ・・・。

今年の新兵器であるDUPO20番。ラトビアのdupleks社で製造しているもの。非鉛弾頭を使用しているので北海道のエゾシカ猟でも使用可能。ハーフライフルでも平筒でも使えるので汎用性が高く、さらに1発350円と価格も安いのが大きな特徴だ。

当たると図のように弾頭が開いて相手にダメージを与える。銃砲店の店主の話では50mまでなら十分使えるとのこと。安価ゆえに止めさし用に買っていく人も多いのだとか。カモ猟でシカに出会うこともよくあることだが、その際にはDUPO12番を予備として持っていくのもいいかもしれない。毎年この時期に色々な実包を選ぶのも狩猟の楽しみの一つなのである。
 

2013年9月25日水曜日

入林説明会

24日、猟友会の部会による入林説明会に出席する。国有林及び道有林への入林には森林管理局や知事の許可が必要であるが、狩猟者登録の際に申請していた承認証をこの日に受け取る。毎年恒例の行事である。
 
この日にもらったものは、まず国有林の銃猟入林禁止区域図、道有林狩猟規制区域図である。これは森林作業等で狩猟が制限されている区域を図に表したものであり、入猟の際には先に配布されている鳥獣保護区等区域図とあわせて参考にする。昨年は印刷が荒くて全く使い物にならなかったのだが、今年のものは若干印刷が見やすくなったような気がする。担当官庁もがんばっているんだなということが実感できた。

こちらは道有林の入林承認証。この他にも国有林の入林承認証や車両入林証も受け取る。この入林承認証があるということは全道どこの林道にも入ることが許可されているということになる。

その後の質疑応答の時間。林道ゲートの鍵はどうなるのかという話になった。ゲート鍵の番号が示されたのは3つの森林管理署のみ。これ以外は所轄の森林管理署に確認してもらいたいとのこと。これじゃ昨年と何も変わっていないということで会場は紛糾。実はこれも毎年必ず出る話であり、森林管理署によってその対応が違うというのは現実問題として存在する。全道一括入林を許可しても車で林道に入られなければどうしようもない。担当官庁の怠慢とは思いたくないが、こういうことでいいのか甚だ疑問に思う。

この他にも当局の取り締まりが最近強化されているという話も聞いた。
具体的には、
①狩猟者登録記章及び入林承認証を付けていないという理由で検挙された。
②モービル無線のアンテナを伸ばして走っていたところパトカーに止められ無線局免許状等の提示を求められた。(すべて携帯していたため大事には至らず)
③警察官の職質で車内にシカ肉のみが積まれていたことから、「残滓はどこにあるのか?確認するので残滓のある場所(解体したところ)まで連れて行ってくれ」と言われた。

これらは全て実際にあった話らしい。普段からきちんと気をつけていれば何も問題は無いのだが、本当にここまでやる必要があるのかと思いたくもなる。あと1週間で猟期に入る。楽しみな反面、気持ちを引き締めてかからなければならないなと思う。

2013年9月14日土曜日

Deer Hunter2005

解禁まであと半月ということで落ち着かない日が続く。そこで実際の狩猟と同じ体験ができないかネットで探していたところ「Deer Hunter2005」というシミュレーションゲームを見つけた。デモ版が無料で使えるということなので早速パソコンにインストールしてやってみることにした。
 
ゲームのルールはとても簡単。ハンターを操作して森の中に入って行き、ライフル銃でシカを捕獲するというもの。ライフル銃はスコープ無しとスコープ付きの2丁を持っている。当然だが、スコープ付きの方が獲物を狙いやすい。

森の中の移動は馬が速くて便利である。ただし獲物を見つけたら馬から下りてゆっくりと近付かなくてはならない。シカはこちらの気配を感じるとあっという間に逃げてしまうからである。

馬で畑の中を突っ走る。まるで有害鳥獣駆除をしているような感じ。実際に馬で畑に入ったら農家の方の怒りを買うこと必至であるが、ゲームなので心配はいらない。地形も起伏や川があったりして変化に富んでいる。

GPS機能もあって自分がどの辺りにいるのかが一目でわかる。GPSを見ながら移動もできてとても便利である。GPSを見ながら歩いていると突然シカに出会うこともあり気が抜けない。
 
スコープ画面はこんな感じ。中心を目標に合わせてマウスを左クリックすれば弾が発射される。どこまで獲物に近付けるかがポイントである。

3時間かかってやっと1頭を仕留めることができた。ほぼ完璧なネックショットである。実際の狩猟ではこんなの滅多に無いんだけどな。

このソフトは海外メーカーのATARI社が作成しているもの。すべて英語標記だが、英語がわからなくても何とかなる。デモ版なので機能制限があるようだが、とりあえず遊んでみるには良いだろう。シカ撃ちに自信のある方は是非挑戦してみてほしい。ダウンロードは下記のHPを参照。
http://www.4gamer.net/patch/demo/deerhunter2005/deerhunter2005.html

2013年9月13日金曜日

狩猟者登録

今猟期の狩猟者登録の手続きに猟友会支部の事務所へ行く。猟友会の事務所は地下鉄東豊線元町駅近くのお蕎麦屋さんの2階にあって通常は月、木、金のみ営業しているが、この時期は土日も含めて登録の受付を行っている。
狩猟者登録に必要なものは狩猟者登録申請書、写真2枚、印鑑、所持許可証、それとお金である。手続きはとても簡単なものであり、指示に従って入林許可、狩猟者登録、共済加入の順番に手続きを進める形である。ちなみに登録証の交付は後日になるので改めて取りにくることになる。
 
12日、狩猟者登録証を取りに猟友会事務所に行く。この日にもらうものは色々あるが、やはり重要なのは「鳥獣保護区等位置図」である。そこが狩猟をして良い場所なのかとりあえずこれを見ながら狩猟に行くことが多い。なお、一部の地区で狩猟期間が変更になっており、私の活動エリアでもある上川管内の狩猟期間は10月26日から翌年3月31日までと昨年よりも約1ヶ月ほど短くなっている。

平成25年度の記章である。毎年これをベストに付けておくのだが、今年で3個目。勲章っぽいが、登録すれば誰でももらえるものである。

今年は「矢先の確認!脱包」と書かれたステッカーが配布された。どうやら銃に貼るものらしいので、私のサベージに早速貼ってみた。
早いものであと半月で待ちに待った猟期に入る。今年はどんな猟ができるのか考えながら毎日を過ごしている。

2013年9月9日月曜日

射撃練習会

9月8日、所属する猟友会部会の射撃練習会に参加。猟期を前にスコープの調整や射撃の感覚を取り戻すための恒例行事である。午後に浦臼国際ライフル射撃場に集合する。
 
 
すでに先に来た人から練習を始めている。場内はライフルの発射音で空気が振動している。イヤーマフが無ければ数分といられないほどだ。

標的は手前から50m、100m、150mとなっている。ちなみに左奥には300mの標的もある。自分の銃は今までゼロインを50mで合わせていたが、やはり遠くのシカも狙えるよう100mにスコープを合わせ直すことにする。

まずは100mから始める。中心を狙って撃つが50mで合わせているのでやはり中心よりも下に当たる。どちらかというと右下に寄っている感じ。同じ猟友会のYさんとOさんに手伝ってもらいながらスコープの十字が少し上にくるようネジを回して調節する。高さはこれで合うようになった。

次に右に寄っている原因を調べる。今まで気がつかなかったのだが、スコープがほんの少し曲がって取り付けられている。どうも最初の付け方が良くなかったらしい。初めから付け直すと時間がかかりそうなのでとりあえず少し左に向けて調節する。完全ではないが、何とかまとまって的に当たるようにはなった。

次に50mを撃つ。中心を狙って撃つと中心のやや上に当たる。これは中心の少し下を狙って撃つことでほぼ中心に入るようになることがわかった。150mも試しに撃ってみる。中心を狙っても約20cm位落ちる感じである。また、スコープがずれている分、距離が長くなるほどズレも大きくなるようだ。

今回はいつも使っているレミントンの銅弾頭の他に、フェデラルの鉛弾頭も撃ってみた。銅弾頭と比べて鉛弾頭の方が弾の落ち方も大きいようだ。こうしてこの日は37発を撃って終了。弾代だけで〆て2万円也。

100mの結果。ほとんどが中心の下側、それも右寄りに集弾している。最後に撃った右上の的では9点に入っている。やはり100m以上になると実際の狩猟でうまく当たるか少し心配である。

50mの結果。ほぼ8点以上でまとまっている。実際の狩猟でこれだけ近い距離にシカがいてくれればいいのだが、なかなかそうもいかないのが実情だろう。

今回の練習会で問題点が明らかになったのは良かった。とりあえずスタートはこの状態でやることにするが、決して現状には満足していない。スコープの付け直しも含めて再度調整が必要だと思う。