2011年11月7日月曜日

所持許可認定&猟銃購入

8月も終わりかかった頃、所轄の警察署から「銃砲所持許可が下りたので許可証を取りに来るように」との電話が来た。許可証は手帳のようになっていて許可を受けた銃の内容が記載されている。また、実包を買う時の許可証として使われるページも綴じられており、銃を持ち歩く際には必ず携帯しなければならない。

9月になり、許可証を持って銃砲店に行く。すでに注文していた銃は届いており、銃を受け取って所轄の警察署に行く。許可証の内容と実際の銃が同じものなのか確認する手続きが必要なためだ。確認はすぐに終わり、これでやっと自分の銃を手にすることができた。初心者講習会の申請からスタートして所持するまで6カ月を要したことになる。また、ベテランハンターとの交流を深めていくため、地元の猟友会にも入会した。

今回購入したのは「サベージ220F」というボルト式ハーフライフル銃。分類上は「ライフル銃及び散弾銃以外の猟銃」に該当し、サボットスラッグ弾という実包を使うものである。ちなみにこの銃の実包のサイズは20番と少し小さめ。また、下側には2発入りの弾倉がある。

ボルト式の特徴であるレバーを上げて手前に引くと薬きょうが排出されて次の実包が装てんされる。ライフル銃はほとんどがこのタイプであるが、ライフル銃以外のボルト式というのは少ない。

この銃は銃腔内の半分(ハーフ)にライフリングという溝が刻まれていて弾に回転を与えて命中精度を上げる形になっている。ちなみに銃腔内全部にライフリングが刻まれているのがいわゆる「ライフル銃」であるが、これは散弾銃所持経験が10年ないと所持が許可されない。

遠くにいるエゾシカを狙うために必要なスコープもあわせて購入。機種は「リューポルドVX-1・3×9」というアメリカ製のもの。銃に取り付ける「望遠鏡」であり、これを付けると遠い標的がはっきり見える。ただし、狩猟に行く前にサイト合わせをしておかないと全然当たらないらしい。やはり出猟前に調整しなければならないようだ。 

スコープを付けるとこんな感じ。見た目は映画なんかに出てくる銃とそっくりであるが、まぎれもなく本物の銃である。初めて銃を持った感想は、まさに「ずっしりと重たい」感じ。銃そのものの重さということもあるが、それ以上に銃を所持することでの色々な何かが重くのしかかってきているということだと思う。 

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