今まで使っていた携帯電話をアップルのiphone5Sというスマートフォンに変更した。携帯電話の方が電池の持ちもいいし、使い勝手も良いのだが、あるアプリを使ってみたかったというのが最も大きな理由だ。
そのアプリとは「DIY GPS」というスマートフォンをGPSとして使うことができるソフトである。ボタン一つで簡単にインストールすることができるが、そのままでは使うことができない。自分で地図を作って本体に入れるという作業が必要になる。
一見難しそうな作業に思えるが、「カシミール3D」というフリーの地図ソフトから使いたい範囲を選択し、これをマップカッターで切り取って名前を付けて保存するだけ。非常に簡単だ。
作成した地図をスマートフォン本体に保存するには、「DROP BOX」というソフトを利用する。パソコンとスマートフォンの両方にこのソフトをインストールしておき、パソコン側の「DROP BOX」に作成した地図を入れると自動的にスマートフォン側の「DROP BOX」に入る。ケーブルもいらないし、通信料もかからず、おまけに無料で使用できる。非常に便利なものである。
実際に起動するとこんな感じ。解像度が非常に良い。GPSさえ捕捉できれば携帯圏外でも使用することができる。ちなみにこの「DIY GPS」は有料(400円)となっており、スマホの機種はiphoneに限定される。また、GarminのGPSよりも電池の減りが当然ながら速い。山の中ではサブ的に使った方がいいかもしれない。
もうひとつの私のスマホ活用術はメモ機能である。林道のゲート番号や狩猟に持っていく道具リストなど紙に書いたものだと結構忘れるので、これをメモに入れておく。これも今まで使っていた携帯電話から「DROP BOX」で転送することができた。スマホの世界には色々と便利なものがたくさんある。とりあえずついていくだけで精一杯の毎日である。