仕事の関係で4月からオホーツク管内の町へ引っ越すことになった。2度目の単身赴任であるが、自宅に鉄砲を置いていくわけにはいかない。引越荷物と一緒に鉄砲を運ぶことにする。警察からは、銃を分解して何個かに分け、さらに鉄砲とわからないよう梱包すべしとのこと。
新しい赴任地までは札幌からバスで約5時間である。改めて遠いことを実感する。引越しまであまりにも時間が無く、猟友会でお世話になった人達にお礼も言えずに去るというのは本当に気が引ける。
引越荷物を積んだトラックが到着、鉄砲も難なく搬入された。まずはガンロッカーの設置ということで、クロス釘を6本使ってロッカーを固定する。見た目は弱々しいが、穴が目立たず、それなりの強度がある。
こんな感じで押入れの角にロッカーを設置。弾薬ロッカーは警察の指導の通りガンロッカーとは別の部屋に設置した。
翌日、所轄の警察に行って銃の移転手続きを行う。担当官の指示通りその場で書類を書いて提出。所持に関する書類は前の所轄署から転送されるらしい。また、その場で今年の銃検査の日程を決めた。
とりあえず銃関係は1日で終了。これからこの街でどんなことがあるのだろうか。期待と不安が入り混じった新たな生活が始まる。