2015年2月3日火曜日

自作サファリスリング+改良版

銃を持って山を歩くにはスリングが必要不可欠なもの。ただし、ショルダースリングの場合だとシカに会ってもすぐに撃てないことがたびたびあった。師匠Yさん曰く「銃を前にぶら下げる形のサファリスリングにした方がいい」ということで、さっそく銃砲店に行くが、すでに売り切れており、しかもこの次はいつ入荷されるかわからないとのこと。それなら自作しようと登山用品店で使えそうなパーツを買ってきた。ショルダーストラップとユニバーサルベルト2本(1mと30㎝)で総経費は1600円程度。

まず、今まで取り付けていたショルダースリングを銃から外す。銃との接続部分の金具は引き続き使うのでそのままにしておく。

まず前側から、接続金具に短い方のユニバーサルベルトを通してループ状にする。

このループにショルダーストラップのフックをかける。もちろんフックは銃身の上にくる形にする。

銃床部も同様に接続金具に長い方のユニバーサルベルトをループ状にしてショルダーストラップにフックをかける。なお、銃床部分のループは大きく緩めにしておくのがポイント。こうすることで銃を構えたときにループが外れて肩に当たらず、構えやすくなるのである。また、ユニバーサルベルトの余った部分は短く切り、切り口を火であぶってほどけないように処理しておく。

10分もかからずに完成。長さを調節して銃をぶら下げてみたが、やはり前に銃があった方がすぐに構えることができることが実感できた。サファリスリングはまともに買うと1万円位するが、これなら格安、簡単にできる。

さっそく実際の猟場で使ってみたのだが、どうしても重心の関係でスコープが下になってしまう。原因としてショルダーストラップとユニバーサルベルトの接合部が固定されておらず、フックを掛けるだけではダメだということが判明。前側と銃床部ともに適切な位置を決めて太めのホチキス針でがっしりと固定する。

さらに銃床部はユニバーサルベルトに穴を開けて、金具を通して固定する。調節用に穴を何カ所か開けておくのもいいだろう。これでスコープが下になる問題点は解消され、十分使えるものになった。色々と考えながら道具を自作するというのも狩猟の楽しみの一つだと思う。



6 件のコメント:

  1. 自衛隊が使ってる3点スリングはどうですか!?
    3000円くらいで売ってたと思います・・・・
    駐屯地の売店に。

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    1. とるぴーさん、コメントありがとうございます。
      なるほど業務用というやつですね。プロの使う道具なら安心ですね。一般の方でも買えるのかな?サファリスリングを探している人が私の周りにも結構いますので。

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  2. この間、幌向川ダムをスノーシュ履いて2時間歩いてみましたか、散歩で終わりました。すわたし的には鹿を見つけるまで何時間も山を楽に歩くということが先決かなあ。

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    1. 空知のガンオタさん、コメントありがとうございます。私も山歩きばかりで未だにシカが獲れていません。山歩きをしていると健康にはとてもいいです。まあ無理せずのんびりやろうと思います。

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  3. 私も自作しました!
    確かに山を歩く時は楽ですね。
    しかも、少ない動きで銃を構えることができます。

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    1. 早来猟師さん、コメントありがとうございます。
      今までは銃を肩から降ろしてとかやっているうちにシカに逃げられたことがたくさんありました。サファリスリングは常に銃が自分の前にあるので、構えるまでの時間が短くて済みます。これで猟果も大幅アップになりたいものです。

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