昨年上期における有害駆除の実績はキツネ1匹のみ。昨年の反省を踏まえ、今年は鳥獣被害がありそうな農家に積極的に伺って獲らせてもらうことにした。いわゆる飛び込みである。初めは不安だったが、どこの農家も好意的に受け入れてくれた。
ドバトは牛舎の中に巣を作り、その糞で施設を汚すため衛生上の問題がある。さらにドバトはカラスよりも小さいので狙いにくく、弾にも強いので逃げられることも多い。根気よく捕獲するしかない。
キツネは小さな牛を狙ったりと本当にタチが悪い。乾草舎に隠れていたキツネを空気銃で50メートルの距離から射撃。運良く首に当たり1発で仕留めることができた。
キジバトは植えたばかりの種や新芽を食害する。こいつもドバトと同じで狙いにくく、さらに警戒心が強く、すぐに飛んでいってしまう。待ち伏せで捕獲する。
右側の高い電信柱の先端がカラスのお気に入りの場所である。ここに来るのをひたすら待つ。長時間来ないこともあるが、ここはカラスとの根比べである。
ほぼ週1回ペースで回っているうちに農家の人たちとも仲良くなって自然と挨拶や会話も弾むようになってきた。昨年とは打って変わってやりがいを感じている。