10日、部会が主催する今年初めてのエゾシカ共同猟に参加する。午前7時30分にむかわ町の集合場所に到着、ここから全員で山へと向かう。今回は現地の状況を熟知している地元在住のハンターに案内していただくことになった。
雨模様の中、駐車ポイントに到着する。ちなみに本日の出席者は35名。始めに部会長の挨拶があり、勢子と待ちの配置について打ち合わせが行われる。今回の勢子は林道を大きく回り込んでからスタートする形になるので待ちの時間がかなり長くなるらしい。打ち合わせ終了後に各自が配置場所へと散らばっていった。
私は一番奥の尾根末端で待ちに付く。ここは距離が短いので尾根を降りてくるシカをスラッグで狙いやすいとのこと。
小雨模様だった雨が11時位からどしゃ降りに変わる。待つこと1時間、すっかり体が冷え切ってしまい体の震えが止まらない。遠くから勢子の声が聞こえてくる。しばらくして尾根上に2頭のシカが走っているのを確認したが、こちらを警戒している様子であり、尾根から降りてくることはなかった。
11時30分頃に勢子と合流し、待ちを解除する。他の待ちでは発砲する機会があったようだが、結局この日の捕獲頭数はゼロ。
駐車ポイントに戻って全員が昼食をとる。部会長の奥さん特製の豚汁をいただく。これで冷えた体がやっと温まってきた。
この日の収穫はなかったが、昨日のうちに部会長が獲ったシカ肉を分けることにする。最後に記念撮影をして共同猟は解散。
札幌への帰りがてらOさんの運転で林道を流す。どこに入ってもシカの姿はほとんどなく、その痕跡すら見つけることができなかった。色々と噂されている通り、駆除圧でシカの警戒心が強くなっているのかもしれない。真相はわからないが、昨年とは何かが違うことを強く感じた1日であった。
今年は本当に鹿が少ないですよね…
返信削除去年との差に愕然となり、ボウズ連発の日々であります
やはり原因は有害駆除なんでしょうかね?
師匠もよくわからないと言っていました
しょうず様
返信削除昨年と比べて本当に鹿を見かけないですね。鹿も駆除の影響でハンターに対する警戒心が強くなり、山奥に隠れて出てこないのかもしれません。農業被害が減少することは非常に結構なのですが、鹿肉加工業者が原料不足で困っているという話や府県から来るハンターから不満の声が上がるなど今後色々な方面で影響が出てくる可能性があります。いずれにしても状況を冷静に注視していく必要がありそうです。