挨拶の後は勢子と待ちの動き方について打ち合わせ。真ん中の尾根に沿って勢子が上からシカを追い立て、その尾根を取り囲むように二手に分かれて待ちが付くことになった。その配置のイメージを棒を使って雪に書いている。
8時に勢子が出発。1時間ずらして待ちが出発する。我々は尾根の左側の沢に入る。沢の中よりも少し左の尾根に上がったところで待った方が良いとのことで急斜面をスノーシューやスキーで進んでいくが、思うように進まない。
9時40分、標高275m付近に到着。ここで待ちに付く。正面には勢子がいる尾根と真下には沢が見える。頂上付近にいる勢子が10時に出発との連絡が入る。いつでも撃てる体制で待ち構える。
遠くから勢子の声が聞こえてくる。無線で「20頭の群れが尾根上を下っていった」との連絡が入る。我々の位置からは全く見えない。他の待ちも群れは確認できず、その後もひたすら待ち続けるが、シカはすでに逃げたと判断、11時30分に待ちは解除された。
勢子と違って動きのない待ちは体が冷え切ってしまう。ベースに戻って昼食タイム。部会長の奥さん特製の豚汁を食べて元気を取り戻す。寒いと空腹になるペースも速くなるようで、1杯では足りず2杯目をおかわりした。
この日の収獲は上部で勢子がおさえた2頭のみ。この他に部会長が別の日に獲ってきたものも合わせてみんなで分けることにする。あっという間に配分は終了。
片付けを終えて14時に解散となった。今回初めての場所だったが、シカの足跡もたくさんあり、生息数も多いことがうかがえた。やはりシカもいるところにはいるものである。また日を改めて来てみたい場所である。
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