「アーバンディア」という言葉をご存じだろうか?街の中に出没するシカのことである。まあ、山の近くならそんなこともある位に思っていたが、26日の早朝、住宅地のど真ん中にある自宅前の公園にそいつは現れた。
体長は1.2m位。2歳の雄のようで角の先がわずかに2又になっている。背後にはJR線路、両脇には市道が通る。子供達が喜んで見に行くが、シカが驚いて道路に飛び出しては大変だ。とにかく刺激しないようにと言い聞かせる。
街にシカが出没した場合の管轄は区役所の地域安全担当係になる。すぐに電話で担当者に状況を伝え、対応について話を聞く。基本的には追い払いになるが、危険な場合はネットでの捕獲か麻酔銃を使用するとのこと。とりあえず銃は使わないということで一安心。約1時間後、パトカーが来てシカを誘導し、私が住む街のアーバンディア騒動はあっけなく幕を閉じた。
それにしてもこのシカはどこから来たのだろうか。可能性があるとすれば、石狩川方面から畑伝いにやってきたのではないかと推測できる。だとしたら石狩川をどうやって渡ったのか。疑問は尽きないが、シカも意図せずに札幌の街の中に迷い込んできたことには違いない。
それにしてもこのシカはどこから来たのだろうか。可能性があるとすれば、石狩川方面から畑伝いにやってきたのではないかと推測できる。だとしたら石狩川をどうやって渡ったのか。疑問は尽きないが、シカも意図せずに札幌の街の中に迷い込んできたことには違いない。
いつもはシカを追う立場であるが、わけもわからぬシカを見ているうちに、無事に山に帰って欲しいと思わずにいられなかった。やはりシカは山を駆け巡っている方が似合っている。シカよ、山で元気に暮らしてほしい。