2014年9月5日金曜日

リュックの中身公開(シカ猟編)

狩猟用のリュックの中身というのは人それぞれ違うものだが、他の人がどんな装備を持っていくのか気になる人もいると思う。参考になるかわからないが、私がシカ猟に必ず持っていくものを紹介したい。

まず左が山岳部に入部した時から使っているリュック。30年間使用しているが、いまだに現役である。右はカモフラ柄の銃カバー。山に入るとどこに出るかわからないことも多い。もし山中で銃カバーを失くしたら再び道路に出ることができなくなるので必ず予備の銃カバーを持つようにしている。


一度、岩登り中にリュックを崖から落としてしまい、フラップが破けたが、丈夫な糸で縫って使用している。ずっと使っていると愛着がわくものである。


ロープは必需品である。シカを引っ張ったり、解体の際に木からぶら下げたりと色々なことに使える。私は8mm×6mのものを持ち歩いている。

折りたたみ式ノコギリも出番が多い。林道をふさいでいる木を切ったり、杖を作ったりするだけでなく、解体の際にシカの肋骨を切るときにも使える。

解体に使うビニール手袋は長いLサイズを使用。これなら袖や腕が汚れにくい。使用後は指先を上にした状態でぶら下げて洗うと内側が汚れない。ちなみに鹿の脂は熱めの湯と食器用洗剤で洗うと落ちる。

トイレットペーパーも無くてはならないものの一つ。これはビニール袋に入れて防水して持参する。さらに軽量化するために中芯を抜いておく。

右側はガーミン社のGPS「e-trex20」。電池はエネループプロを使用すれば1日は十分使える。GPSだけでなく、国土地理院発行の2万5千分の1地形図もジップロックに入れて持参。やはり全体像をとらえるには地図に勝るものはない。もちろんコンパスもセットである。

右は鹿笛である。コール猟の時に使うが、いまだこれを使っての猟果はなし。中條高明氏いわく「への字に吹け」とのことだが、慣れないと難しい。左は大音量が出るホイッスルで緊急時に使うもの。

ライターは予備を含めてジップロックに入れて持っていく。メタルマッチも一応持っているが、使う機会はほとんどなし。

どんなに携帯電話が便利だといっても、山では使えないところが結構あるのでハンディ無線機は必需品である。共同猟では絶対無くてはならないものであり、ラジオとしても使えるので1人でも必ず持っていくようにしている。

最後にミニマグライトと銃砲所持許可証である。この他に飲み物、弁当、実包、ナイフ、ストーブ、肉を入れる袋、ビバークツエルトなどを入れると5kgはすぐに超えてしまう。装備は極力軽量化すること、状況に応じて持っていくものを選別することが大切だと思う。

2 件のコメント:

  1. 人のリュックの中身確かに気になる( ̄▽ ̄)
    早来猟師はメディカルポーチを持ち歩いてます。

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  2. 早来猟師さん、コメントありがとうございます。
    そうですね。医薬品も必需品です。私はいつも絆創膏しかもっていませんでした。消毒薬など含めてキットを持ち歩いた方がいいですね。さっそく私のリュックにも入れることにします。教えていただきありがとうございます。

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