2014年12月21日日曜日

道東遠征


20日と21日の2日間、部会の大先輩であるHさんの誘いを受け、道東のH町へシカ猟に行くことになった。Hさんはこの町で古い民家を借りていて、今回はここを拠点に狩猟を行う形。猟場の入口まで10分もかからずに行くことができる最高に恵まれた環境である。

身支度を整えて目星を付けた林道に入る。3日前に大雪が降ったため、60㎝ほど積もった雪の上をスキーで進む。こういう時こそシカが山から降りてきているらしく、真新しい足跡がそこらじゅうにあるが、シカは姿を現さない。時折「ピィーッ」というシカの警戒音が聞こえるだけだ。

3時間ほど林道を詰めた場所にはシカの寝屋やササを掘り出して食べた跡がたくさんあった。しかし、彼らは出てこない。これより先に進んでも期待できないと判断、来た道を戻ることにする。

Hさんと離れて先に降りること30分、後方から「ドーン」という発砲音が聞こえた。Hさんから「いいオンタが獲れたよー」と無線が入る。急いでHさんがいる方向へと戻ると、回収のため急斜面を登っているHさんが見えた。獲物が崖の途中で引っ掛かっており、ロープで引っ張って降ろそうとするも木に挟まったり、滑らなかったり悪戦苦闘の連続。やっとのことで回収した。

獲物は4~5歳くらいの立派な角をもったオス。解体を終えた頃には日が暮れかかっていた。肉を入れたビニール袋を腰に結んだロープで引っ張っていく。

林道の入り口に着いた頃には辺りは真っ暗。家に戻って近くの温泉に入り、ご飯を食べてすぐに寝てしまう。Hさんが作ってくれたきのこ鍋は最高においしかった。

翌日は違う林道に入るもシカの姿は見ることができず昼頃に終了。実際に自分の足で歩いてみて今回はどういうところにシカが付くのかとても勉強になった。Hさんどうもありがとうございました。

4 件のコメント:

  1. 道東での鹿猟はいいですな
    こちらは先週鹿猟に行ってみましたが、札幌近郊は雪が少なくて鹿の動きがない感じでした
    もう少し雪が欲しい感じでしたね

    そう言えばHさんが言っていたハンディ機をポチってしまいました…
    年内に届くかな…?

    返信削除
  2. しょうずさん、コメントありがとうございます。
    道東は札幌近郊とはまた違った雰囲気がありますが、駆除のおかげか一頃と比べてシカの数は減っているみたいです。中国製のハンディ無線機を使っている人の話として、多少の雑音が入りますが、国産のス●ンダードやア●コムと比べてこの値段なら全然問題とのことです。年内に届くといいですね。

    返信削除
  3. おお、道東は本場なので取り締まりも厳しいと聞きます。鉄砲と弾の管理にご注意ください。ちなみに最近岩見沢の先輩猟師についていって流し猟をしまして先輩が200メートル弱の子鹿を落としました。射撃位置にいくこともできず、回収を手伝うこともできず、とにかく全くついて行けませんでした。しかし、今日も仕事納めの後で狩場にいってみたら、桂沢湖の近くで雄鹿と会うことができました。明日は友人といってみるつもりです。年末年始休暇に入ったので都合がいいときに連絡ください。年末年始は深川にいます。15分程度車で走ったら、狩場ですから、道東と変わりないかと^^

    返信削除
  4. 空知のガンオタさん、コメントありがとうございます。
    昨日は支部の若手と忘年会でした。あいかわらず靴ずれが直っていないので、ちまちまとカモ猟をやっている状況です。
    道東も一時期と比べてシカが減っているみたいです。深川に実家があるのですね。3年前まで仕事で旭川~深川~留萌方面を走り回っていましたが、シカがたくさんいましたね。そちらの方もやはり数は減っているのかな。年明けにまた連絡します。どうか良い年をお迎え下さい。

    返信削除