開場の17時45分、すでに受付には行列ができていた。資料は200部を用意。
入場者は開会10分前の時点ですでに約180名。その後も入場者は増え続け、資料は全て無くなった。予期せぬ事態に驚きを隠せない。
はじめに主催者である支部長の挨拶。猟友会主催のフォーラムとしては今回初めての試みとのこと。鳥獣被害対策に向けて狩猟者を育成しようという観点から道が予算を付けてくれたこともフォーラム実現の大きな要因となった。
「羆撃ち」の著者である久保俊治氏の講演。朴訥とした話し振りながら、鋭い切り口とストレートな表現に思わず耳を傾ける。
メンバーによる札幌支部の活動報告。狩猟活動だけではなく、ヒグマ防除や護衛など猟友会が行っている社会貢献についても紹介。改めて色々なことをやっているんだなあと再認識。
休憩時間の幕間を使ってメンバーが模擬銃を使った実演を行う。服装はもちろんオレンジベスト。われらの正装である。
会場内には各店のブースを展示。こちらはエコネットワークの書籍紹介。あちこちで人だかりができていた。
罠取り扱いのファームエイジでは実際の箱罠やくくり罠が展示されていた。
北海道カスタムナイフクラブは様々な手作りナイフを展示。
ハンター御用達の小宮銃砲火薬店。あの「山賊ダイアリー」も展示されていた。
アウトドアといえばやっぱり「秀岳荘」である。登山用品だけでなく、ゾンメルスキーやナイフなど狩猟に関する商品も扱っている。
模擬銃を実際に持ってみる体験も実施。かつて狩猟をしていた人も来場。さすがフォームもビシッと決まっている。
休憩後にパネルディスカッションが開催された。パネラーは久保俊治氏、中條高明氏、若手ハンターの田畑さん、山口さんの4名。田畑さんは昨年末から活動に参加している女性ハンター、山口さんは支部最年少24歳の新進気鋭のハンターだ。
中條氏は十勝管内音更町在住のベテランハンター。自分の足で獲物に近付きながら仕留める単独先行猟とスキート射撃の有効性を説明。また、失敗を恐れず繰り返し山に入ること、常に動物の目線に立つことなどを話された。
一方、久保氏は相手に気付かれないよう獲物に近付いて仕留める忍び猟を中心とした狩猟を行っており、経験と感覚をいかに研ぎ澄ませるかが重要と説明。人によって色々なスタイルがあることを実感することができた。
パネルディスカッションの盛り上がりもあって予定の時間を大幅に超過。終了予定時刻を30分超過して閉会となった。進行上の不手際や準備不足など課題も多かったが、初めての取り組みとしては大きな一歩だと思う。これもスタッフや関係者の協力あってのもの。本フォーラムをステップに狩猟の理解促進と支部活動とがさらに発展することを期待したい。
フォーラムに関する記事を書いていたので、来ているだろうなぁ…と思っていたら実行委員として来ているとは予想外でしたw
返信削除そしてお疲れ様であります
記事にもありましたが、自分もあれほどの人が集まるとは正直予想していませんでした(失礼w)
言い換えればそれほど狩猟に対して興味を持っている人がいると言うことなので、こういった活動は今後も継続してほしいものです
お疲れさまでした。
返信削除お会いできて何よりでした。
懇親会の様子も興味あります。
まさかつかみ合いの、ってなことは無いですよね。(^_^;)
しょうずさん、昨日はどうもありがとうございました。ふとしたことから実行委員に一本釣りされてしまい会場を走り回るハメになりましたが、いい経験でした。
返信削除打ち合せでは、もし会場がガラ空きだったらどうしようかとかパネルディスカッションのサクラを作らなきゃダメじゃないかとかネガティブな話ばかりしていましたが、その心配もあっという間に吹き飛んでしまい、本当に驚きました。今回の反省点を踏まえながら来年に向けてより良いものになってもらいたいですね。
TOMOおやじさん、昨日はどうもありがとうございました。
返信削除目印にぶらさげていた新米猟師のネームプレートのおかげで、他の人からも「ブログやっている人ですよね?」と声を掛けられました。効果絶大ですね。
懇親会の方は忙しくてゆっくりと話す時間がありませんでした。見た感じですが、久保さんは講演も飲み会も全く同じというか、いい意味で変わらないですね。中條さんは鹿笛を持ち歩いていて、その吹き方を伝授してくれました。への字?に吹くといいらしいです。猟師というのは本当に個性的な人間が多いです。これがまた楽しいんですけど、いつか機会があれば飲みながら是非話しましょう。