2014年11月10日月曜日

第1回シカ共同猟

9日、今年初のシカ共同猟に参加した。今回の参加者は30名。午前7時30分、現地で朝の挨拶と打ち合わせが行われる。山を前にどこに誰がどう入るか、このことが事故防止にとって非常に重要なのだ。


今回は久し振りに勢子で参加することにした。右の尾根についている古い林道や獣道を辿りながら奥の稜線を目指して歩く。それぞれの尾根に張り付いている「待ち」のところに獲物を追い出すのが我々の役目なのだが、獲物を見つけたら撃ってもいい。そういう意味では忍び猟の要素もある。

稜線には1時間半ほどで到着。別の勢子チームが音を出しながら手前の尾根を降りて行く。ここで2頭のシカを発見するが、気付くのが遅くて走られてしまい、惜しくも逃す。さらに我々は最も遠い左の尾根を回り込んでツネ道沿いに沢に出る。ここでYさんと離れて別々に枝沢を捜索するが、ベースへ向かって降りているYさんから「真新しいクマの足跡があるから気を付けて」との無線が入る。

いくら鉄砲を持っているからといってもクマのいる沢を1人で歩くというのはやっぱり恐い。そうこうするうちにクマの足跡を発見。急ぎ足でベースへと向かう。まったく情けない猟師だが、Yさん曰く「足跡があっても無くてもクマはいるものだ。山なんだから」確かにその通りである。

仲間の姿を見つけて一安心。この日は山の中を8kmほど歩いた。午前11時、他のチームも次々とベースに戻ってきた。3本目の尾根に付いた待ちがメスを1頭捕獲したとのことで遅れて到着する。

共同猟の後は豚汁を食べて冷えた体を温める。いつもの通り情報交換に花が咲く。

肉を分けたり、記念撮影をしながら午後1時に解散。日没まで時間があるので近くの林道を1人で流すことにする。

先々週もこの林道に来たのだが、2週間経って林道内がかなり荒れており、倒木で通れなくなっている場所もあった。チェーンソーが無いので手ノコで切り、自力で木を引っ張ってよける。直径15cm位の木なら手ノコであっという間に切ることが可能である。

何本か林道を流すが、シカの姿は見つけられない。最後の林道の奥は太い倒木で通行不能。もちろん手ノコで切れるレベルではなく、ここで日没となって終了。たくさん歩いて、たくさん走った楽しい1日だった。

6 件のコメント:

  1. 昨日ですが札幌白石部会のNMさんとご一緒しました。地元の若手も誘って最初に新米さんと回ったコースの後で新篠津と幌向の川を責めましたが橋から双眼鏡であたりをつけて先回りしたつもりが鴨達は気配をさっしてすぐに上流に移動していますね・・・川沿いの一面芦畑を音を立てずに川に出るのは不可能ですね。中に入って逃げられているのを確認して出てくるのを2回やって体力の限界を感じてやめました。川はきついですよ・・・

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    1. 空知のガンオタさん、コメントありがとうございます。
      解禁当初と違って今時期のカモは警戒心が強くなっていますね。近付くのが難しいです。追わずに複数のチームで待つ形がいいかもしれません。こうして色々な作戦を考えるのも楽しいものです。

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  2. はじめまして!
    私は今年から始めた新人です。
    私も共同猟に参加しました。
    新人自己紹介で最初に挨拶した者です。
    このブログは許可証や狩猟免許取得前から見させてもらっていました。
    同じ部会だったんですね!
    またお会いする機会があると思うのでその時はよろしくお願いします。

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    1. sapporosawakenさん、コメントありがとうございます。
      共同猟お疲れ様でした。しっかり覚えていますよ。私も未だに新人レベルですのでよろしくお願いします。次回またお会いできるのを楽しみにしております。

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  3. ハイエースで参加した新人のKです。
    セコお疲れ様でした。
    今回は発砲できませんでしたが、共同猟の雰囲気がわかり、とても有意義でした。
    またS部会長の熟練した、鹿捌きを目の前で見れたのがとても良い勉強になりました。
    今回いただいた鹿肉が、すべて臭みがなく美味しかったです。血抜き?などが違うのですかね?

    お疲れ様でした

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    1. Kさん、コメントどうもありがとうございます。
      野生のシカは性別、年齢、食べているエサなどによって肉質が異なります。また、弾の当たった場所によっても違いますね。今回の肉は良い条件が重なっていたものと思います。解体は回数を重ねるうちに慣れてきます。やっぱり経験ですね。

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