2月19日、北海道猟友会北見支部主催のエゾシカセミナーが北見市内で開催された。午前中はエゾシカ肉を使った料理教室が開催され、一般市民36名が集まった。
北海道地域と食のプランナーである拔山嘉友氏よりエゾシカ肉を使ったふりかけの作り方を習得する。エゾシカ肉と昆布を炒め合わせ、しょう油、砂糖、酢を入れて煮詰める。最後に鰹節、いりごま、糸唐辛子、一味、山椒を加えて混ぜ合わせたら出来上がり。結構簡単にできる。
サラサラのふりかけではなく、しっとりした感じである。エゾシカの臭みは全く無く、ご飯にかけて食べるととても美味しい。味付けが濃いのでさらっとかける形で良い。冷蔵庫で2~3週間保存が可能とのこと。
こちらではスタッフが試食用のシカカツを揚げている。エゾシカ肉を薄めに切ってパン粉を付け、高温で一気に揚げるのがコツ。サクサクしてとても美味しい。
料理教室に引き続き拔山嘉友氏の講演が行われた。エゾシカ肉の活用について各地の事例を紹介、新たな利用の可能性について期待を込めて話していた。年が明けてからほぼ毎週のように猟友会の活動に参加している。猟友会も獲るだけでなく、社会貢献活動を地道に行っていくことが大切なのだと思う。