2013年6月13日木曜日

ぼくは猟師になった

10日から札幌市内の病院に入院している。今年の2月に見つかった小腸とリンパ節の腫大の原因が未だに定まらないため、1週間かけて精査することが必要との判断によるもの。ついでに大腸にあるポリープもこれを機会に切除することになった。

病院ではほぼ毎日のように検査があり、その合間に寝ているか、食べているかのどちらかで、唯一の楽しみは読書である。そこで入院中に読もうと買ってきた本が「ぼくは猟師になった」(新潮文庫・千松信也著)である。

千松氏の文章は今年始めに日本農業新聞に連載された「森からの頂き物」を毎回楽しく読んでいたので、時間を見つけて是非この本を読みたいと思っていた。

本書ではわな猟を中心として狩猟の魅力を表現している。なかでも筆者の銃を使わない狩猟のスタイル=狩猟へのこだわりは参考に値する。また、獲物の解体方法や料理の仕方を写真を交えて紹介しており、狩猟に関するマニュアル本としても十分に通用するものだと思う。

ゆっくり読もうと思っていたが、あまりにも面白くて一気に読んでしまった。これを超える本が手元に無く、残りの入院生活をどう過ごそうか目下思案中である。

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