2014年4月24日木曜日

ガンズ・アンド・シューティング


先日、仕事が終わって久し振りに書店をぶらぶらしていたところ、狩猟関係の雑誌を見つけた。その名も「ガンズ・アンド・シューティング」という雑誌である。面白そうなので早速買って読んでみた。


ライフル銃や散弾銃などの銃器の紹介、制作スタッフによる様々な狩猟の様子、北海道でのエゾシカ猟など盛りだくさんの内容。自分とほぼ同じレベルの内容なので読みやすく、初心者ハンターでも十分楽しめる。


この次はいつ発行になるのかわからないが、次号が待ち遠しいものである。

2014年4月22日火曜日

実包記録簿をエクセルで作ってみる


今までは実包記録簿を手書きで記帳していた。これはこれでいいのだが、猟友会からもらった様式は火薬や雷管などライフル銃のない自分にとって必要のない項目も多かった。新年度から自分が使いやすいように作り直し、パソコンを使って管理することにした。


表計算ソフト「エクセル」を使用して左から下記の項目で作成する。
①月日…購入および消費した月日を記載
②譲受理由…「許可」か「無許可」のいずれかを記載
③用途…「狩猟」「標的射撃」「有害鳥獣駆除」のいずれかを記載
④内容・場所等…購入の場合は銃砲店の名前、消費の場合は射撃場や狩猟を行った地点番号を記載
⑤捕獲内容…狩猟の際、捕獲した動物の種類と数を記載
⑥使用銃…銃の名称を記載
⑦購入・消費等の状況…「12番購入」「12番消費」「20番購入」「20番消費」にそれぞれ記載。

今回工夫した点として、従来は一つの欄に色々と書いていたが、④と⑤に分けて記載できるようにした。また、⑦は今まで手計算だったが、数式による自動計算により残弾数がすぐにわかる。


空気銃の弾数管理システムもこれを機会に若干修正を行った。今までは「ジェット弾」と「FX」の2種類をそれぞれの欄に記載するようにしていたが、ジェット弾はほとんど使わないので、一つの欄に統一した。また、こちらも実包記録簿 と同様に「内容・場所等」と「捕獲内容」を記載する形とした。

平成26年度はとりあえずこの形でやってみたいと思う。もし、これから実包数量をパソコンで管理してみようと思う方は連絡下さい。全然たいしたものではありませんが、エクセルで作成した様式を参考まで送付いたします。

2014年4月19日土曜日

銃検査終了


4月中旬のある日、銃検査が行われた。猟師にとっては春の年中行事であり、鉄砲と書類を持って所轄の警察署に行く。この日は指定された時間よりも少し早く着いたが、順番待ちもなく、すぐに検査を受けることができた。

まず最初に担当官が銃の長さを計る。これは銃を改造していないかどうかチェックするためのもの。これが終わると面接があり、大きな病気はしていないか、住んでいる場所は変わっていないかなど決められた項目にしたがって聞き取りが行われる。さらに狩猟と射撃でそれぞれ何発撃ったか、さらに昨年から繰り越した弾数、今年購入した弾数と使った弾数、そして現在残っている弾数を聞かれ、数が合っていればOK。実包記録簿をつけているので特に問題なく終了した。

今回、困惑したのが狩猟に行った回数を聞かれたこと。今年はシカ猟に行って一発も弾を撃たないことがほとんどであり、弾を使っていなければ実包記録簿を見ても狩猟そのものの回数はわからない。結局、別に持っていた手帳を見ながら答えることになった。

また、空気銃は今回初めての検査だったが、同じく使った弾数を聞かれた。これも別に帳簿をつけていたので問題はなかったが、きちんと記帳していなければ答えられなかったかもしれない。

昨年はあっさり終わったような気がしたが、今年は結構細かいことを聞かれたように思う。やはり日頃からの記帳をきちんと行っておくことが大切であることを実感した。

2014年4月12日土曜日

オピネルのメンテナンス

今年1年愛用してきたオピネルのナイフであるが、グリップとブレードの継ぎ目の部分が錆びてきた。これを機会に分解して徹底的にメンテナンスすることにした。

最初に安全ロック部分を外す。金具のすき間にマイナスドライバーを入れて上にこじるようにすると簡単に外れる。 

次にブレードピンに釘を当てて金づちで叩いて抜く。叩くのは出っ張った方の反対側。これでブレードを外すことができる。 

外すとこんな感じになる。ブレードピンが少し曲がっているが大きな影響はない。ブレードの根元が錆びているのがわかる。

 ブレードがむき出しの状態では非常に危険。刃全体をビニールテープで覆ってから錆び落としをする。

砥石で錆びの部分を研ぎ落とす。思ったよりも錆びているので根気よく研ぐ。終了後、逆の工程で元通りに組み立てる。


荒めと細かめの砥石で刃全体を研いだ後、革砥で仕上げをする。ちなみに革砥は自作することにした。材料は手芸屋さんで買った皮の端切れ、ゴム板、両面テープ、金属研磨剤(ピカール)である。材料費は全部で1000円程度。

ゴム板の大きさに皮を切って両面テープで貼り付ける。この時、裏地の部分が表になるようにする。これで完成である。とても簡単にできる。

皮の表面にピカールを塗り付け、ナイフの刃を軽く滑らすようにして仕上げる。最後にブレードを水で軽く洗って完成である。

試し切りしてみると紙がスパッと切れる。革砥の仕上げでかなり良い感じになった。ちなみにカーボンスチールのオピネルはブレードとグリップの接続部分の汚れが落ちにくくとても錆びつきやすい。今後も定期的な分解掃除が必要かもしれない。

2014年4月8日火曜日

空気銃射撃練習

7日、月に1回の50mエアライフルの開放日ということで西区にある宮の沢屋内競技場に初めて行ってみた。仕事が終わってから自宅に戻って現地到着は19時30分。あまり時間がないが、とりあえず受付を済ませて入場する。

会場ではたくさんの人が練習している。初めてなのでどうしていいかわからず、うろうろしていると、しょうずさんのグループに声をかけられ一安心。屋内での50mは屋外と比べてかなり遠くに感じる。まずは的紙を小宮さんから購入してセットしなければならない。 

射場の右側にドアがある。ここが的の裏への入口となっている。指導員に案内されて中に入る。

 入口から細い通路を通って裏側へと進んでいく。自分の場所は9番である。

的紙はこの器具にセットする。的紙は4枚セットになっており、一度セットすると射台からの遠隔操作で紙送りすることができる。

時間がないので、さっそくエースハンターをポンピングして射撃開始。真ん中を狙って撃ったはずなのに紙に穴が開いていない。そのうちどうにか紙に当たるようにはなってきたが、円内には入らずあちこちに穴が散らばっている。スコープを上下左右に調整するも黒い部分に当てることさえ難しい。結果は22発撃って6点4発、4点2発、3点1発、0点15発、そのうち紙にも当たっていないのが3発あった。

しょうずさんの結果。ほとんどが中心に集弾している。プリチャージ式は毎回ライフルレストから銃を外さなくてもいいのでスコープ合わせがしやすそうだ。一方、私のエースハンターは毎回レストから外してセッティングしているので、当たる場所も毎回バラバラといった感じ。指導員からは「この銃で黒丸に当たればたいしたもんだ」と励まし?の言葉をいただいた。

20時30分に射撃終了。場内清掃ということで落ちている弾をみんなで拾う。コンクリートに当たった弾はこんな感じに平たく潰れている。

今回は到着した時間が遅く、1時間も練習できずに終了。スコープが合っていないのか、撃ち方が悪いのか、原因はどちらもあるように思うが、これは時間をかけて直していけばいい。いずれにしても月1回の貴重な機会。これからも毎月通ってみようと思う。

2014年4月6日日曜日

銃検査の書類作成

所轄の警察署から銃検査の通知書が自宅に届いた。毎春の恒例行事であり、このために色々と書類を作らなければならない。作成が必要な書類は①受検表②使用実績報告書③銃砲等保管状況報告書の3種類である。①と②は実包記録簿や昨年のコピーをみればすぐに書けるが、②は鉄砲毎に書くので私の場合は3枚書く必要がある。面倒なのは③に添付する写真だろうか。場所を変えていなくてもこれは毎年提出が条件。さらに写真には自分が写っていないとダメとのこと。

今年は書類の中に「猟銃等による人身事故の再発防止について(お願い)」という文書が同封されてきた。北海道内で猟銃事故が多発していることを踏まえ、十分注意するようにとの内容である。やさしい表現で書かれているとはいえ、この文書の意図するところは「お前達に伝えたからな。それでも事故が起きるようなら規制を厳しくするぞ」という警告にも見える。

これとあわせて狩猟報告も作成。これも毎年の恒例行事であり、猟期中に何をどれだけ獲ったか報告するもの。こちらの方は猟友会支部を通して道庁へ提出する形になる。様式は①エゾシカ②ヒグマ③アライグマ、キツネ、エゾライチョウ④それ以外となっている。

記入する内容は結構細かく設定されている。エゾシカの場合は何月何日にどこで何頭獲ったか、見かけたのは全部で何頭か、その時にヒグマの痕跡はあったか、糞は何個見つけたかを報告する。猟師にヒグマのウンコの数を聞いてどうするのか良くわからないが、こんなもので生息状況がわかるはずもない。まさにお役所仕事の典型である。

カモの捕獲羽数は④の様式に記入する。この様式は場所と種類と数だけ書けばいいので簡単である。少しでも調査の精度を高めたいのであれば、高齢者でもわかりやすく、書きやすい様式にした方がいい。


狩猟者登録証と無許可譲受票は猟期終了から 30日以内に猟友会支部に返還する。これで平成25年度がやっと終わることになる。それにしても書類作りやら何やらやることが本当に多い。書類をたくさん書かせても何も解決しない。それよりもっと正面から現場の声を聞くべきだと思う。

2014年4月3日木曜日

新しいナイフ購入

25年度の猟期が終了し、これから6ヶ月間のオフシーズンに入る。長いようで短いものなのだが、この6ヶ月間というのは来期に向けた大切な準備期間なのである。

今回のケガをきっかけにナイフのことを調べているうちに、ナイフに対する興味と関心が湧き、新しいものを購入。色々と検討した結果、コールドスチール社のペンドルトンハンターを選んだ。

ブレードの形状はドロップポイント。シカの皮はぎや解体用として使いやすいタイプらしい。材質はVG-1ステンレスという日本製のものが使われており、鋭くて耐久性もあるようだ。一方、ブレードの長さは約8cmとかなり短めだが、自分の経験上では解体には短い方が使いやすい。

ブレードの厚さは約5mm。長さと比べれば厚めかもしれない。ただ、これ位の厚さがあった方が現場でハードな使い方をしても安心である。

シースは樹脂製。ナイフとぴったりフィットしていて安心感はあるが、その分とても抜きにくい。片手ではとても無理。両手で引っ張ってやっと抜ける感じである。

ハンドル材はクラトンという材質が使われており、持ちやすくて滑りにくい。解体の後の手入れも簡単そうだ。

実際に使うのは半年後になるが、もっと早く買っておけば良かったと少し後悔。実はこの他にも欲しいと思ったナイフがたくさんあった。色々と使ってみて自分に合ったナイフを見つけるのも狩猟の楽しみだと思う。

2014年4月1日火曜日

今年のシカ肉ソーセージ

1月の共同猟で獲ったシカ肉で今年もソーセージ(クラコウ)を作った。実際に自分が作るのではなく、札幌市内の食肉加工専門会社に委託して加工してもらうのである。シカ肉を持ち込んで約1ヶ月後、完成したとの連絡があったので取りに行ってきた。今回持ち込んだ数量は6.6キログラム。加工料は1キログラム当たり1,060円、真空パック料1本50円がかかる。肉代はタダなので加工料だけなら1本当たり300円程度とそれほど高くない。出来上がった数量は全部で33本。冷蔵庫だとかなり保存がきく。

さっそく切って食べてみる。スパイスが効いていてビールのおつまみに最高である。あえて調理する必要はない。そのまま食べるのが最高なのだ。

家族だけでは食べきれないので、両親や職場の関係者に配って試食してもらう。シカ肉そのものよりもこのソーセージの方がおいしいという人が多い。食べて喜んでくれる人がいるとまたシカを獲ってこようという気持ちになる。消費拡大はエゾシカ対策の大きなインセンティブになると思う。