2013年5月10日金曜日

レーザー距離計

実際の狩猟で獲物を見つけても全く違うところを狙っていることがある。やはり距離感が身に付いていないのだ。目標まで何メートルかという感覚を養うため、中古のレーザー距離計を購入。散歩がてらその性能を試してみることにした。

ファインダーを覗いてボタンを押すだけで目標物までの距離がわかる。線路脇の電柱は約33mの間隔で立っているので、3本目で約100mである。思ったよりも100mというのは遠く感じる。

青い看板までの距離は150m。私の銃ではすでにシカに当てることが出来ない距離である。

サイロも、その下にいる人物も距離は同じ100m。目標物が大きいと近く感じるが、小さいと遠く感じる。

距離はレンズの下側に数字で表示される。ちなみにキジバトまでの距離は約12mである。目の前の距離も数字で表すとわかりやすい。

池の上に浮かぶカモまでの距離は約35m。いつもはもっと遠くのカモを狙っていたような気がする。なかなかカモに当たらなかったのはやはり距離感の問題だったように思う。

獲物を見るとつい焦ってしまい、距離のことを考えずに撃ってしまうことがある。 目標までの数字がすぐに頭に浮かぶよう日頃からトレーニングをしておく必要があると思う。

2013年5月2日木曜日

エネループ・プロの実力

今までetrex20の電源はアルカリ電池を使っていた。そこそこ長持ちするので特に支障は感じていなかったが、使い捨てというのがどうも良くない。そこで最近のトレンドである充電可能なエネループを使ってみることにした。今回購入したのはノーマルの白いエネループ(1900mAh)ではなく、高容量である「エネループ・プロ」(2400mAh)というもの。

充電器に電池を入れてコンセントに差し込むと充電が始まる。青いランプが点灯していると充電されている合図である。充電時間は電池の個数で変わり、1個なら約90分だが、4個だと285分である。長く感じるが、夜に充電を始めれば翌朝には完了しているのであまり気にはならない。ちなみに充電回数はノーマルタイプの1800回に対して、こちらは500回と若干見劣りがする。

etrex20に入れるとこんな感じ。アルカリ電池と比べて若干重量がある感じがする。高容量の分、重たくなっているということだろうか。

etrex20では電池タイプを選択できるようになっている。エネループはニッケル水素電池になるので、これを選択する。

午前7時に電源を入れてどれだけ持つか試してみる。24時間経って目盛りが一つ減った状態。さらに12時間後の午後7時になってやっと電池切れとなった。合計36時間ということはアルカリ電池とは比較にならない持久力である。ただし、今回の使用条件はほとんどが屋内であり、バックライトもほとんど使用していないのであくまでも参考記録。アウトドアでの使用となるとさらに時間は短縮されると思われる。そうだとしてもこの電池、etrex20の強力な相棒となってくれることは間違いなさそうだ。



2013年4月28日日曜日

狩猟と駆除の狭間で…

平成24年度補正予算で「鳥獣被害防止緊急捕獲等対策」が措置された。予算額は約130億円と結構な規模である。これが24年度中に各都道府県に配分された。北海道への配分額は約17億円で、これを3年間で使っていくことになる。

具体的な内容としては、有害鳥獣の捕獲経費としてイノシシ、シカ、クマ等は1頭当たり8000円、鳥類は1羽200円が交付される。また、防護柵の機能向上にかかる経費、たとえば柵の高さを上げたり、丈夫なものに変える場合にも一定の補助を受けることができる。

ちなみに道の担当者に確認したところ、捕獲経費の交付については駆除を対象としており、狩猟は対象としていないとのこと。狩猟はあくまでも趣味であって、事業対象とするには業務としての位置付けが必要になる。つまり、ハンターの資格をもっていても有害鳥獣駆除員でなければ本事業の交付対象にはならないということだった。当然といえば当然である。

有害鳥獣駆除員になりたい場合はどうすれば良いのだろうか?とりあえず私の家の近所にあるJAに問い合わせてみた。札幌市の場合、駆除対象としている動物はヒグマ、キツネ、カラス、キジバト等でエゾシカは含まれていないとのこと。また、駆除員の選定はJAや行政ではなく、ある人に任されているらしい。猟友会に相談しても「とりあえずそういう事情だから、もう少し待ってくれ」ということだった。

私の場合、農業被害を少しでも減らしたいとの思いでこの世界に入った。10月から3月までの猟期だけでなく、年間通して捕獲活動をしたい。そのために駆除の許可が欲しいのである。そもそも弾代やガソリン代も出せない状態ならこんなことはやっていないが、少なくともお金が欲しくてやっているつもりは毛頭ない。ただ、どんな世界でもお金がちらつくとそこには利権が発生する。どうやら狩猟の世界においても例外ではなさそうなのだ。

いずれにしても本事業ができたおかげで利権化が一層進むことにならないよう祈っている。一般の方から見ると本事業が措置されたことで鳥獣被害対策も大いに進むと思うかもしれない。ただ、そこには色々な問題があるように思えてならないのである。

2013年4月23日火曜日

銃検査

 
4月中旬、銃検査のため猟銃2丁と必要書類を持って所轄の警察署へ出頭する。銃を所持する者にとって年に1回のイベントである。
 
警察から日時が指定されるのでその時間に会場へ行くと、すでに順番待ちの列ができていた。はじめに登録している銃が改造されていないか、担当官が長さや口径などを測る。中には銃を4丁も持っている人がいて結構大変そうだった。
 
その後で面接がある。事前に作成する書類は次の3種類。また、確認のために実包記録簿と所持許可証は必携である。
(1)銃砲検査調査票
(2)銃砲保管状況報告書
(3)使用実績報告書
 
ちなみに(1)は毎年同じ内容を記入する形。(2)も基本的には同じだが、ロッカーの設置場所の図面を添付するので位置を変えた場合は図面の変更が必要。また、写真添付も必要なのでこれも毎年撮り直している。(3)はいつどこで撃ったかを銃毎に2箇所記入する。来年の銃検査のためにいずれの様式もコピーして控えをとっておくと便利である。
 
面接は担当官と1対1で行われる。今年から調査様式が細かくなったらしく、消費した弾数について詳細に聞き取りされた。私は狩猟で使うたびに記録簿に記録しているので間違いはない。15分ほどで検査は終了した。
 
担当官によってはかなり時間がかかっている人もいたが、聞かれたことに対して正しく、きちんと受け答えできれば全く問題はない。銃検査だからといって特別どうということではなく、普段からの心掛けが大切なのである。
 

2013年4月6日土曜日

新聞記事




ある新聞に私の狩猟活動のことが掲載された。担当の記者から取材依頼を受けた時、一瞬どうしようかというためらいもあった。しかし、ハンターの減少と鳥獣被害の増加が取り沙汰される中、その解決のための一助になればという気持ちもあり、受けることにしたのである。

記事には自分がハンターになろうと思ったきっかけ、そしてこのブログのことなどが書かれている。また、紙上に掲載されている写真であるが、実際の狩猟で撮った写真は画質が粗くて使い物にならず、締め切り直前にカミさんに撮影してもらったものだ。

もうお気付きかと思うが、上記の新聞記事にはモザイクをかけている。私が銃所持者である以上、名前や顔を明らかにすることはもってのほか、自分が誰で、どこに住んでいるかということが特定されてはまずい。もしかすると私の銃を狙っている犯罪者が見ているかもしれないからだ。

自分がハンターであると同時に、銃の所持者であることを隠して生活しなければならないという現実がここにある。もっとも銃による犯罪がこの世から無くなればこういう心配をすることはない。そういう社会が1日も早く到来することを願うばかりである。

2013年3月6日水曜日

シカ肉ソーセージ

先日獲ったシカ肉でソーセージを作ることにした。自分で作るのは無理なので業者に委託加工する形である。まず肉に付いている骨や毛をていねいに取り除き、きれいに洗って冷蔵しておく。

 1週間後、札幌市内にある食肉加工業者に肉を持ち込む。ここで加工してくれるソーセージは「クラコウ」と呼ばれるサラミソーセージである。今回は1本300gのものを作ってもらうことにする。

肉の重さを量ってみると全体で2.6kg。ちなみに加工料は1kgあたり1060円、さらに真空パックにすることで1本あたり50円がかかるとのこと。

2週間後、業者からソーセージができたので取りに来てくださいとの連絡が来た。持ち込んだ肉で13本作ることができた。支払合計は3576円。1本あたり275円の計算である。

1本づつ真空パックにしているので、冷蔵庫で保存すれば最低でも1カ月は保存できる。冷凍すればさらに保存できるが、味は落ちるとのこと。

切ってみるとこんな感じ。さっそくビールのつまみとして食べてみる。香辛料がピリッときいていて最高である。家族もこれなら食べられそうということで喜んでくれた。シカ肉が苦手な人にもこれは使える方法なのでぜひ試してほしい。


2013年3月5日火曜日

猟友会総会



私が所属する猟友会の総会に参加した。近くの健康センターで12時30分から総会が開催され、終了後は懇親会という流れである。出席人数は20名。私は初参加ということもあり、初めて顔を見る方が多い。

総会では平成25年度の活動計画を決定。懇親会では参加者同士で情報交換を行うが、私にとっては貴重な情報ばかり。その一部を紹介したい。

○クマを狙う時は自分よりも上にいるクマを撃ってはダメ。下に降りてくる勢いで襲ってくる。心臓を撃ち抜いても100メートルは走る。
○手負いのクマを仕留めに山に入った時のこと、雨が降っていたので銃にカバーをかけていた。犬がそわそわし始めて後ろを振り返った途端にクマが襲いかかってきた。カバーを外すのに手間取り、クマがのしかかってきた時に一発撃ったところアゴの骨を撃ち抜いた。クマは頭に噛みついてきたが、下アゴが砕けた状態だったので致命傷には至らず、大ケガで済んだ。
○シカ肉の味は何をエサにしているかで変わる。ニンジンを食べているシカ肉はとても美味しく、リンゴを食べているシカのレバーは絶品だった。
○シカの放血で首を切っても心臓を止まっている状態でやってもダメ。それよりもいち早く内臓を抜いた方が良い。また、ビニール袋で肉を運ぶのはやめた方がいい。蒸れるし臭いも残る。

この他にも色々あるのだが、普段なかなか聞けない話もあって参考になった。猟友会の先輩方の話を聞いていつも思うのは人それぞれのやり方があってそれでうまくやっているということ。未熟な自分としては聞くものすべてが新鮮なのだが、参考になるものをひとつでも取り入れることができればと思っている。