2013年10月20日日曜日

デコイ試し猟

さて、昨日我が家に到着したデコイだが、これはあくまでも狩猟道具であって飾り物ではない。その効果がどれほどのものなのか試してみたいのでいつもの池に行くことにした。準備としてデコイが流されないようにオモリを付けた紐を結びつけておく。

とりあえずデコイを水面に浮かべてみる。こうしてみるとなかなかリアルである。よく見なければ本物と見間違えるかもしれない。浮かべてしばらくすると、どこからともなく飛んできたトビがデコイに急接近。持っていかれては困るのですかさず追い払う。
 
ダックコールを鳴らしながら待つこと30分、遠くに3羽のカルガモを発見。さらにダックコールを鳴らし続けるが、全然近付いてこない。あと30分で日の入り時刻になる。やむなく接近戦を挑むことにして、背を低くして距離30mまでゆっくりと近付く。立ち上がった瞬間にカモが飛び立った。絶好の好位置だ。すかさずスイングして瞬間に引金を引く。が、落ちない。安全子がかかっていることに気付いたときにはすでに手遅れ。飛んでいくカモを見送りながら力なく実包を抜いた。

猟も不発に終わったところでデコイの回収作業に入る。カモキャッチャーで回収を試みるが、針が引っかかる場所がない。何度かやっているうちに口ばしと胸の間にウキが挟まるような形にするといいことがわかった。それでも回収は結構大変。すべて回収が終わった頃にはあたりはすっかり薄暗くなっていた。

さて、デコイやダックコールの効果だが、やはりカモの種類によって反応が違うように思う。カワアイサはこちらに近付いてきたが、カルガモは近付いてくるどころか完全に遠巻きに見ている感じだったし、やはり何らかの違和感を感じていたのではないか。デコイを使いこなすにはさらに研究が必要かもしれない。

それはそれとして、とりあえずデコイの皆さん、お仕事お疲れ様でした。

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